ワクチン接種希望者に「生理食塩水を打った」 逮捕の医師が供述

新型コロナウイルスワクチンを知人に接種したとの虚偽の接種記録を登録したなどとして逮捕された東京都北区のクリニック院長の医師が「ワクチン接種を希望する患者に生理食塩水を打ったこともある」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。北区保健所がこのクリニックで接種記録のある区民を調べたところ、抗体値が低い人が見つかっているという。

「王子北口内科クリニック」の院長、船木威徳容疑者(51)は知人女性の依頼を受け、女性を含む3人が実際にはワクチン接種を受けていないのに接種を受けたとする虚偽の情報を国のシステムに登録したなどの疑いで逮捕された。女性はワクチン接種に反対の立場だったという。

捜査関係者によると、船木容疑者も接種に否定的で、調べに対し「ワクチンを受けたいという人がいたら、危険性を説明し、それでも受けたい人には生理食塩水を打った」と供述。患者には無断だったとみられる。

30年札幌五輪招致、関係者が絶望視「もうできないのではないか」…東京五輪汚職事件余波 招致活動に逆風

東京五輪・パラリンピック組織委員会の元理事・高橋治之氏(78)を巡る汚職事件で6日、スポンサー企業の出版大手KADOKAWAの専務取締役を務めていた芳原世幸容疑者(64)ら2人が新たに逮捕され、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(65)は都内で「極めて残念。これでオリパラのイメージが非常に悪くなる」と懸念を示した。

【写真】組織委の“ドン”の顔

2030年冬季五輪の札幌招致は「厳しい状況が続いていると思うが、今できることを精いっぱいやる。そのことに尽きる」と断念しない考えを強調。一方で、ある招致関係者は「招致自体もうできないのではないか。この状況ではスポンサーなんて集まらない」と絶望視した。

五輪関係者からは「組織委の当時の幹部も監督責任、道義的責任が問われるのではないか。誰が(元理事の)高橋氏を選んだという話になる」との声も上がる。ある競技団体の幹部は「(今後も不正が)芋づる式に出てきそうで怖い」と不安げな様子だった。

5日には札幌市が、秋元克広市長(66)が9月中旬に予定していたスイス・ローザンヌの国際オリンピック委員会(IOC)本部訪問を取りやめると発表。バッハ会長とのトップ会談が流れたばかりだった。「日程調整がつかなかった」ことが理由に挙げられたが、関係者の間では汚職事件の影響を指摘する声もあった。

スポーツ庁の室伏広治長官(47)はこの日、「捜査中ということで(コメントを)控えたい。関係団体含め(捜査に)協力するということなので、見守っていきたい」と慎重に話した。東京の組織委会長を務めた橋本聖子参院議員(57)は先月、「(影響は)非常に大きい」と口にしていた。開催地は年内にも絞り込まれ、来年5~6月のIOC総会で決定する見通し。招致活動に逆風が吹き荒れている。

特捜部の捜査は森喜朗元会長に及ぶのか メディアに漂う“微妙な空気

 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で新展開である。贈賄容疑で逮捕された「AOKIホールディングス」前会長の青木拡憲容疑者(83)が、大会組織委員会の会長だった森喜朗元首相(85)に現金200万円を手渡していた疑惑が浮上したのだ。もしこれが賄賂として認定されれば、捜査はいよいよ元首相にまで及ぶことになるが……。

香川照之“CM消滅ドミノ” サントリーも新CM起用取りやめを発表 酒にまつわる騒動、社内でも厳しい声

高級クラブのホステス女性への性加害疑惑が報じられた俳優・香川照之(56)のCMの打ち切りが相次ぐ中、「検討中」としていた「パーフェクトサントリービール」のサントリーが2日、10月以降にオンエアする新CMに香川の起用を取りやめたことを明らかにした。

【写真】テレビの「カマキリ先生」どうなる…「香川照之の昆虫すごいぜ!」の特別授業「カマキリ」に出演する香川照之

「パーフェクトサントリービール」は、一連の報道があったときにはリニューアルのためにCMを放送していなかった。

広告代店関係者によると、「お酒が関わる騒動だけに、サントリー社内でも起用すべきではないという厳しい声があがっていた」という。