週刊新潮の報道を受け、香川は司会を務めるTBSの情報番組で騒動について謝罪したが、これで一件落着どころか、大炎上しているという。
「当初、テレビ局や広告代理店など業界関係者は、夜の銀座で役者が調子に乗り過ぎたというレベルの受け止めでしたが、ネットニュースでは“性加害”というワードで報じられたため一気に潮目が変わりました。すでに訴訟は取り下げられていますが、香川の犯した行為は悪質過ぎた。朝の情報番組の視聴者である主婦層や女性層の反感は強く、他番組への波及も考えられます」(広告代理店関係者)
週刊新潮によると、香川はたびたび銀座の高級クラブを訪れては、大声で酔っ払って飛沫をまき散らしながら、仁王立ちになったり踊ったりと大騒ぎし、ホステスの胸を触ったりしていたという。ブラジャーをはぎ取り、キスを強要といった狼藉は報道のこの一件だけではないようだ。
香川はトヨタ自動車のほかにもKINCHO、サントリー、アリナミン製薬、東洋水産など大手企業のCMに出演。テレビ番組では、NHK「香川照之の昆虫すごいZ!」や、テレ朝系ドラマ「六本木クラス」に出演中で、この秋には新ドラマの出演も決まっているというから仕事への影響は甚大だろう。
■「市川中車」としてなら…
コンプライアンス重視のご時世で、とりわけ主婦層から嫌悪感を持たれるようなことになれば、テレビの仕事は即アウトという流れは避けられないところ。ただ、捨てる神あれば拾う神ありというべきか。
「女性スキャンダルには寛容な歌舞伎の世界なら活躍の場はあるはずです」(歌舞伎関係者)という声も。テレビの仕事が忙しすぎて歌舞伎から遠ざかっていた「市川中車」には皮肉というしかない。