サウジ、4月に日量1000万バレル超に増産へ 協調減産崩壊で
[ドバイ 8日 ロイター] – 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の協調減産合意が崩壊したことを受け、サウジアラビアは4月の生産量を日量1000万バレルを大幅に上回る水準に引き上げる計画だ。関係筋がロイターに明らかにした。
OPECプラスの現行の減産合意が期限切れとなる3月末以降、サウジの国営石油会社サウジアラムコ<2222.SE>が増産に踏み切るという。
OPECプラスが6日に開いた閣僚会議では、OPECによる追加減産と減産延長に関する提案をロシアが拒否。3月末以降はOPEC加盟国、非加盟国ともに自由に産油量を決定するかたちとなり、ロシアとサウジが主導した3年にわたるOPECプラスの協調体制は終わりを迎える。