ルーブル払い「契約違反」 欧州首脳、ロシア要求に反発

ニューヨーク共同】ロシアが天然ガスの取引代金を自国通貨ルーブルで支払うよう要求したのに対し、エネルギーの供給を受ける欧州各国の首脳らは24日、「基本的に契約違反になる」(イタリアのドラギ首相)などと相次いで反発した。

ルーブル払いの要求は、ウクライナに侵攻したロシアに対して米欧などが経済制裁を強める中、ロシアが報復措置として打ち出した。ドイツのショルツ首相は「ほとんどの契約で決済通貨はドルかユーロになっている」とし、決済通貨の一方的な変更は契約違反になるとの認識を示した。

ロシアとウクライナ、初の捕虜交換 ウクライナ副首相がSNSに投稿

ウクライナのベレシュチュク副首相は24日、自身のSNSで、ロシアによる侵攻開始後、同国とウクライナの間で初めての捕虜交換が行われたと明らかにした。ゼレンスキー大統領が大統領令を出し、互いに10人ずつの捕虜を相手側に引き渡したという。

 またベレシュチュク氏によると、同時にウクライナ側は、南部オデッサ近くの黒海で沈没した船から救助されたロシア人の民間船員10人を、ロシア側に引き渡した。これに対し、ロシア側は、黒海の島で孤立したウクライナ兵士を救おうとしてロシア軍に拘束されたウクライナ救助船の乗組員19人を引き渡したという。

ロシア、ドルで国債利払い デフォルト回避か ロイター報道

16日に利払い期限を迎えたドル建てロシア国債について、一部の債券保有者がドルでの利払いを受けた。ロイター通信が市場関係者の話として17日に報じた。ロシア政府も17日に利払いをドルで実施したと発表しており、懸念されていたデフォルト(債務不履行)はいったん回避される可能性が高まった。

 ロシア政府は16日にドル建てロシア国債1億1700万ドル(約138億円)の利払いを迎えていた。米欧による経済制裁でドルなどの外貨使用が制限される中、約束通りの利払いができない懸念が高まっていた。ロシア政府は、米欧の経済制裁が原因だとしてドルでの支払いができなければ、自国通貨ルーブルでの支払いを検討するとしていた。30日間の猶予期間内にドルでの支払いが確認できなければ、格付け会社などがデフォルトと見なすとみられていた。

 ただ、全額がドルで支払いがされているのかなど詳細は不明。また、ロシア政府は今月末までに他にも計約6億ドルの国債の利払いと元本返済を控える。今後もドルなどの外貨での支払いが継続か可能かどうかは不透明だ。

ロシア国債デフォルト「あり得ないことでない」 16日に利払い

ロシア国債がデフォルト(債務不履行)に陥る懸念が高まっている。ロシア政府は16日、ドル建てロシア国債1億1700万ドル(約138億円)の利払いを迎えるが、米欧による経済制裁でドルなど外貨使用が制限される中、約束通りの利払いができない恐れがある。デフォルト回避策としてロシア政府は自国通貨ルーブルでの支払いを検討するものの、国債を保有する投資家が応じなければ、一気にデフォルトとみなされる可能性がある。